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フェルメールからのラブレター。 [美術]

珍しく美術話題です。
この前の水曜、京都まで出て、京都市美術館で「フェルメールからのラブレター」展を神戸らへん在住のお友達Yさんと見に行きました。
………途中、私が乗り換えを寝過ごして待ち合わせに一時間おくれるとかいうはぷにんぐ←全面的な不注意。もありつつ、すこし涼しくなった好天の中見に行ったのですが、連休明けの平日だというのに、ものすごい人でびっくり。京都の展覧会って混むんだ………。。Yさんは京都の混雑を知ってたんですが、私はなぜか京都で美術館の混雑にぶつかったことがなかったんですよね……。フェルメールという名前のなせるワザか……。
タイトルはともかく、展覧会の内容は同時代のオランダの画家の作品と、手紙が描かれたもの。
手紙というのは識字率と密接に関係してくるので、これほどたくさん通俗画に手紙が出てくるのは面白いですね。
フェルメールの目玉は、修復された青衣の女だと思うんですが(これも手紙を読んでいる)、私の個人的な好みでは、黄色いガウン?を着た若い女性の絵が好み。光のあたりかたが柔らかくて、ちょっと雰囲気の違う優しさを感じるので。
面白いのは、同じ時期の同じような場所で描かれた同じような構図の絵なのに、なぜフェルメールが特別なのか、本物を続けて見ると、あまりにもはっきりしていること。
フェルメールブルーと言われるラピスラズリの顔料さえ問題ではない、光の描写のすばらしさが、フェルメールを特別な画家にしているのだとつくづく思いました。質感さえあるような、レースのカーテンや真珠の飾り、女性の巻き毛の後れ毛、すべて光が作り出した陰影の、「現実にはあり得ない」けれども、ありのままよりも効果的な描写が抜きん出て素晴らしい。
もっと人が少なければ文句はなかったんですが、こればっかりは仕方ありません………。
フェルメールを見る機会がつぎいつあるか、分かりませんが、やっぱり直に見てこそ、です。
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フェルメール♪ [美術]

所用で東京に行ったついでに、東京都美術館で開催中のフェルメール展を見てきました。
http://www.tbs.co.jp/vermeer/jpn/index-j.html
夏休み+連休二回のあとだからか、比較的すいていて、外チケット売り場が閉鎖しているくらいにすいててらっきー。もちろんフェルメール以外の絵の前にも黒山の人だかりができる程度に人はいたけど、東京にいる間に培ったすり抜け術(笑)で好きな絵は前に行ってみれる程度かな。
フェルメールの絵は実はナマでは初めて見たけど、思ったより大きくてびっくり。………つか、フェルメールの絵だけ一点一点ごーじゃすな壁紙張ったパネルというか壁?に飾られてて笑えた………。解釈パネルもあったけど、あえてそっちは無視。ナマ絵だけをじっくり見てきました。
ぱっと見は他のデルフトの作家と大して変わらない、のに、何故フェルメールの絵がこれだけ賞賛されるのか、興味があったんだけれども、要するに質感が違うのですね。
女主人のドレスのシルクはシルクの光沢、召使いのウール?のドレスはそれなりの光沢。はっきりと質感が違っていて、しわのでき方も違う。光の取り入れ方が抜群に上手い。手とか素足なんかは、正直「?」なところもなくはないのに、それをカバーしてあまりある光の存在感が、多分この人を特別な画家にしているんだろうなと。
個人的に私的には、一番小さな、ヴァージナルを弾く娘の絵が好き。黄色いドレスに赤い髪飾り、若い顔。
小さいのに存在感だけはたっぷりで、あれは好きだなー。

さすがにあの人ごみにまた突撃する気にはならないけどね………。
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印象派展。 [美術]

久しぶりに美術館へ行ってきました。
モネと周辺の印象派展。
モネの絵のほかに、モネの先生、コロー、ミレー、シスレーもあって見所たくさんでした。
印象派の絵は、絵から2、3メートル離れてみるのが良いのですが、東京大阪の展覧会では到底無理!でも、半期展だからか、ちょっとすいていて、近くからも遠くからも見れて良かったなー♪
睡蓮はもちろん綺麗でしたけど(一番高そうな睡蓮には警備員さんがついていてちょっと笑っちゃった)気に入ったのは、夜明けのセーヌ河畔だったかな?曙色に染まった水面がとてもとても印象的。
同時開催していた駒井哲郎という人の銅版画も見ましたが、とても幻想的で良かったです♪
どっちも色が綺麗だったなぁ。

ただし。
当然ながら反動は憑物……ちがう、つきもの。
昨日は半死半生、昼食は睡魔との戦い通り越して、そうめんをお箸に挟んだまま寝ているのを母に起こされつつ(……)食べ、そして今日もほぼ半日活動不能。
まあ、体調不良じゃなくて「疲労」に来たぶんだけ、マシか……。
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David Hammilton [美術]


The Age of Innocence

本ではなくあえてアート。
ヌードもしくはセミヌード、着衣の少女たちを撮ったもの。
Hammiltonらしい構図と、ノスタルジックな視線がいい感じ。………男の人が見たらエロティックなのかしら?
媚びない瞳の少女たちと、美しい身体のラインがきれいだと、女の私は感じるけれど。あえて最後のページに「the end of innocence」なシーンを持って来たのは、なんとなく苦笑というか、ちょっとした皮肉だなぁと。
少年もそうだけれど、それ以上に少女が「innocence」であれる時間は本当に短い、それを切りとった、というメッセージなのかなと思ったり。


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ベルリンの至宝展。 [美術]

東京に行ったついでに「ベルリンの至宝展」行ってきました。
神戸の方が近いから神戸の方で行こうかな〜と思っていたんですが東京に行く用事があったので。
上野公園は殺人的に混雑していて死ぬかと思いましたが(笑)美術展の内容は良かった♪
人が多かったのでゆっくり見るのは無理でしたが(残念無念)説明も丁寧だったし展示もきちんとまとめられていて良かった。
説明の方は図録を買ったのでそっちでゆっくり見ようと思います。
エジプト関係や、聖人の木彫やラファエロの聖母子もよかったけど、あのへんの世俗絵画も綺麗でした♪


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